今回は、今年当社に入社した新入社員に、今行っている仕事内容や会社の雰囲気などについて紹介してもらいました。
こんにちは、技術第三部所属の藏野です。新入社員として入社してからもう半年が過ぎました。早いものです。
私の部では農業土木ということで、農業に必要な水路を整備したり、ダムを作ったり、小水力発電に取り組んだりしています。普段私は、頭をひねりながらその図面を描いたり、構造物をつくるのに必要な部材の数量を計算したりしていることが多いです。
私は大学時代、建築系の学科に所属していたので、土木の知識がろくにありません。それを補うのが、先輩から教えてもらうことと、技術士補の資格試験勉強です。今回はその試験勉強について書こうと思います。
技術士補の試験は、技術士第一次試験とも呼びます。これに向けて私が取り組んでいる理由は、JABEE制度(大学卒業と同時に、技術士補になる資格が与えられる制度)が自分の出身学科になかったためですが、試験のために勉強することになって良かった、と思っています。それまで先輩にバラバラに教えてもらっていた知識が、ここで1つに収束するような感じがしました。
試験は3つの科目に分かれていて、基礎科目(数学や物理や科学)、適正科目(技術士としての倫理やとるべき態度について)、専門科目(部門選択)があります。
基礎科目については5月から2週間に1度、社内で勉強会(全10回)がありました。そこで過去問を一通りさらえるので、問題ないと思います。
他の科目については、朝は会社に来てから自分の机の上で、昼はごはんを食べてから休憩室の机で、夜は家に帰ってから自宅の机で、とスキマ時間を逃さないようにこつこつ勉強するようにしました。こういうサイクルを確立すれば、今後目指すべき技術士第二次試験にも役に立つと思います。
専門科目として、私は建設部門をとりましたが、農業部門を選ぶとまた別の勉強会があったようです。建設部門の勉強内容は特に自分の業務と近く、日々の仕事だけではたどり着けなかったステップアップができたように思いました。
肝心の試験は10月9日にありました。この原稿を書いている時点では合否はわかりませんが、良い結果であることを願うのみです。
社内でも試験を受けられる方は部を問わず多数いるので、一人で勉強するよりもよほど張り合いがありました。受験者には他の女性社員の方々もおられます。入社前は、女性の技術系社員は岐阜の本社では私1人だけということでもちろん不安もありましたが、事務系の先輩女性社員の方々と年が近いので寂しさは感じません。休憩室で一緒に食べるお昼ごはんの時間が楽しみです。また、男女・年齢関係なくみなさん親切に接してくれます。
力仕事がからきしな分、普段の業務や資格勉強によって早く知識や技術を吸収し、足手まといにならないよう努めていきたい所存です。
職場は、就職以後の人生においてかなりの長時間を過ごす場所になります。みなさんが、自分の居場所にできるような職場と出会えることを祈っています。
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