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当社社員が日本鳥学会で論文の発表を行いました

 

開催概要

名称:土木学会全国大会 日本鳥学会2024年度大会

日時:2024年9月15日

会場:東京大学

主催:日本鳥学会

 

発表概要

タイトル:

年間を通したケリの屋根の利用についての報告

 

概要:
ケリが生息する地域では「屋根の上にいるケリ」が観察されるが、シギチドリ類の屋根の利用は珍しい行動である。よって、GPSロガー装着により1年間追跡した3羽のケリの屋根の利用について報告する。屋根の利用頻度は、3個体とも繁殖終了後から夏にかけて利用頻度が高く、利用頻度の高い日は1日の半分以上を屋根の上で過ごし、利用の時間帯は昼間が多かった。秋以降は利用頻度が低くなっていた。屋根では、群れを作り、座っている個体もみられ、採餌等の様子はなかった。よって、都市化や開発により休憩場所である自然湿地がなくなった環境では、水田にて稲の草丈が高くなり、視界が悪くなる時期に、屋根の上を休憩場所として認識し、利用している可能性が考えられる。

 

なお、この論文はDruid Awardの受賞をしました