昔から化石が大好きだったので、大学でも地質科学科を専攻しました。いろいろ勉強する中で、社会整備の計画・設計段階で地質に関わる仕事があるという事を知り、そういった仕事をしたいと思うようになりました。全国地質調査業協会のホームページで、地質調査業をやっている会社を調べる中で、岐阜に「興栄コンサルタント」があると知り、地元に帰りたいという思いもあり、「興栄コンサルタント」への入社を決めました。
一番最初に静岡でやった仕事ですが、ボーリングをやっている時に下水管に穴を開けてしまったことです。その時は、気づかずに穴を埋めたのですが、後日「下水道が流れません」という連絡があり、慌てて対応しました。苦い思い出ですが、そのおかげで以後気をつけるようになりましたので、一番印象に残っている仕事です。
基本的な地質に関する知識はあるに越したことはないのですが、人と話すことが嫌いではない、というところも大切です。仕事を進めると、設計の方や、役所の方、地域の方々との話し合いなど、話す機会が多くあります。分かりやすく伝えるという事が重要ですので、話す力や伝える力は、必要になってきます。
「分からないことがあったら聞く」ということです。上司に相談して、それでも分からなければ、相手の担当者に聞いてみます。間違った状態で進んでいくのが一番怖いので、作業の手戻りが発生しないためにも、分からないことがあったらすぐに聞くようにしています。
2年前、国土交通省の仕事を完了した時が嬉しかったです。高山国道の地質調査という半年間の大きな仕事を、主体的にやらせてもらい、初めはどうすれば良いか分からずにかなりの苦労をしましたが、無事にすべての調査が終了し、納品を終えた時はとても嬉しかったです。
明るくて、よく話す方と一緒に仕事がしたいです。
後輩育成をやっていきたいです。大きな仕事や難しい仕事をした経験を活かし、それを後輩に伝えていきたいです。
(インタビュー:2018.1)